ひまわり月報6月 就任のご挨拶
- 慎也 齋藤
- 2021年9月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年11月14日
岩内ひまわり基金法律事務所の齋藤です。
5月16日から、岩内ひまわり基金法律事務所の所長に就任いたしました、弁護士の齋藤です。この3月までは東京で弁護士をしておりました。弁護士になる前は学校で理科の先生をしておりました。弁護士としては異色の経歴ですが、このような経験も活かして対応いたしますので、ちょっとしたお悩みもお気軽にご相談ください。なお、初回相談は無料で承っております。
この春から、家から山が見え、少し歩くと海も見え、何を食べても美味しいという最高の環境で仕事をしています。事務所があるのは岩内町です。俱知安には、週に何度も往復することがあります。岩内から倶知安への道も何通りもあり、山の中をかける自然豊かな道もあり、移動の時間も含めて楽しませていただいております。
後志に赴任して感じたのは、東京や札幌の業者による押売りの被害が結構あるということです。私が出会ったのはどれも電気設備に係る事件ですが、「電気設備に不具合がある」「このままでは北海道電力から訴えられる」「弊社の設備を設置しなければならない」などと設備を導入するように迫り、やめると言っても断り切れず、高額な設備を設置する契約を締結してしまうという事件です。何件も同じような話が続いたので、びっくりしました。
法律は、社会で暮らすすべての人が生きやすくなるように、人と人との潤滑油として定められているものです。しかし、今回の東京や札幌の業者のように困った業者は、この法律を悪用してきます。例えば、この事件の被害者は、みんな事業を営んでいる人でした。クーリングオフという消費者を保護する制度があります。でも、事業のための契約には使えません。また、すぐ契約を迫っているのも、契約書があると法的に強いからです。
ただ、法律は、社会の人が生きやすくなるように定められているものです。そのため、今回悩んでいた人にも、その悩みを解消するための法律があり、そのことをお伝えしました。その後、まだ悩んでいるとの連絡はありません。
世の中の困っていることの多くは、30分話をするだけ、法律で解決できることが多いです。なので、何か「困ったな」ということがあったら、ちょっと弁護士に聞いてみてください。あなたの悩みに丁度いい法律があるはずです。北海道は、とても法的に進んでいて、いろんなところで弁護士による無料の法律相談会が開かれています。私の事務所でも、初回は無料でお話をうかがっております。お気軽にご相談ください。
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